タイの学生にとって卒業式は人生における一大イベントです。なぜなら、タイの大学の卒業式は、日本とは違い、王族から一人一人に卒業証書が手渡されるのです。日本では、卒業証書を手渡すのは学長で、受け取るのは学生の代表ですよね。
以前は、なんと、国立大学の卒業式は全て国王が自ら卒業証書を手渡していたそうです。タイの国立大学の数は日本よりはるかに少ないといっても、大変なことですね。現在は国王も高齢になられて、卒業証書を渡す役目は他の王族に代わりましたが、卒業式が大切なイベントであるというのは変わりません。
タイの学生たちは、何回も何回もリハーサルをしてから式に臨みます。そして、卒業式当日には家族や友達、先輩や後輩などが花束やぬいぐるみを手に大人数で駆けつけ、卒業証書を受け取る瞬間を写真におさめ、額に入れて大切に飾るのです。
私が一番驚いたのが、卒業式を行う日程です。タイの大学は日本と同じで2月末に学年末試験があり、卒業認定が行われるのですが、卒業式が行われるのはなんとその約1年後の2-3月なんです。
王族の都合によるのでしょうが、卒業生はみんな仕事を始めていたり、実家に戻ったりしているので、卒業式のために休みをとって母校に戻ってこなければならないから大変です。
写真は、チェンマイにある私立大学の卒業式です。おそろいのガウンが格好いいですね。
タイの大学の卒業式